2017-01-26

新しい什器

什器(じゅうき)とは、机や棚などの大きな家具のような物の他、展示用の小物なども指す言葉で、一般生活の上ではあまり聞きなれないかもしれません。僕も今のような仕事をするようになって初めて聞いたような記憶があります。

作品を展示する際、フリマ会場のように、地べたに売り物を無造作に置いていては売れません(いや最近では、フリマでさえディスプレイの差が売り上げの差になるうような時代ですから、この表現は不適切かもしれませんね)。

ブランドや作品にはそれぞれの世界観がありますから、それを損なわず、さらにはその魅力を最大限に引き立てるような脇役の存在が必要で、什器も大切な脇役の一つと言えます。映画や劇のように主役がいないともちろん始まらないのですが、「助演賞」があるように、脇役がいないと主役は光らないのですね。

什器の入手方法は、買う、作る、もらう、拾う、のどれかだと思います。運がよければ理想的な物に出会えますが、そうでなければ作るよりほかはありません。僕は割と運がいい方で、もらったり拾ったりして、若干手を加えて使っています。

こちらは、長く使っている「しずく小」用の板で、元は置台。あるイベントで出会った方から譲っていただきました。


アトリエ用にもう1台欲しかったので、これくらいなら作れるかと思い
早速ハンズで板を切ってもらい(真ん中が切れ端)、蜜蝋を塗り込み(上下の色の差が分かるでしょうか?)

もしかしたら持ち出すこともあるかもしれない、その時は脚が折り畳めた方が便利かな、




ということでバタフライ式にしました。素材が全然違いますが、裏は見えないので大目に見てください。


まあ合格点でしょう!

こちらは小さな棚
安っぽいので


塗り直してやすり掛け

ちょっとの手間で高級感、とまでは行きませんが、それなりのものになりました。
これはもう1台つくろうかな。

こちらはちょっと変わった形の鏡。ozoneの骨董市で見つけたアメリカのヴィンテージもの。


どうしてもなくてはならないものではないのですが、あれば面白いかなと思い買ってしまいました。



こんな使い方もできるし

さて、こちらの棚は、活動開始以来付き合っている、一番の相棒。こいつがいなければ、うちの活動もなかったでしょう(とは言い過ぎですが)。
どこに行っても好評価のこの棚、実は貰い物なんです!
この仕事をするつもりがまだない時にもらっていたのですが、本当にラッキーでした!!

実はこのような雰囲気の棚を、これもアトリエ用にもう一台欲しいなあと思っているのですが、とてもじゃないけど僕は作れません。多分拾えないし、家具屋さんに頼んで作ってもらうしかないかなあ。。

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