3日間の会期でしたが、正直なところ、土・日だけでよかったかもしれません。実は、12月(14~16日)と来年4月(19~21日)に同所で行われる同じ主催者のイベントにもすでに申し込んでいるのですが、金曜日は「ゆったりと設営する日」となるでしょう。
会場の雰囲気は、いつもの手づくり市系のイベントとはちょっと違っていました。それは、来場者の多くが、「特に手づくり作品のファンではない普通のお客さん」だからではないかと感じました。
土日の来場者の絶対数自体は、必ずしも少なくはなかったのですが、みなさん「とりあえず何があるかぐるっと見てみよう」という感じでした。
もちろんそんな中でも、bulles en ciel の作品を見て、足を止めてくださるお客さんは少なくありませんでした。
僕はどんな会場でも、一通りの説明をしてから。「他にもいっぱい作家さんがいらっしゃるので、ぐるっと回ってきて、もしよかったらまた戻ってきてください」と言うことにしています(他の作家さんがどうしているかは知りません)。
個人的に、そうやってお客さんがまた戻ってきてくれる割合を回帰率(本来は、放流された鮭の稚魚が、成長してその川に戻ってくる割合のことなどを指す)と呼んでいるのですが、うちのそれは、なかなか高いと思っています(あくまでも主観的に)。
今回もある女性が、「全部見てきたけれど、お兄さんのところのが一番印象に残ったわ」と言ってくださり、とてもうれしかったです。
もちろん、人の趣味というのは千差万別で、そもそもガラス(アクセサリー)に興味のない人は、うちのブースに目もくれず素通りしていきます。残念ですが、仕方ありません。
手づくり市に来る、「何かいい物があれば買うんだ」という心積もりのお客さんではなく、今回の会場のように、「特段手づくり作品のファンではない」お客さんを相手にすることを、「他流試合」とこれまた勝手に呼んでいるのですが、そういうお客さんの心をつかむことが作家には求められているんじゃないか、と感じます。
そういう意味では、うちも「まだまだ」だなと思うので、今後さらなる研鑽が必要ですね。
ところでこの会場、長細い作りになっていますが、奥に行くほどお客さんが少なくなります。もうちょっとまんべんなくお客さんが流れるような仕掛け(例えばスタンプラリーで、人が少ない部分にスタンプ台を置く、など)が必要ではないでしょうか。「最終日、先着200人に作家からプレゼント」は、どれくらいの効果があるんでしょう。200人「だけ」はうれしいでしょうが。
最後になりましたが、今回お買い上げいただいた少なくないみなさん(奈良・橿原や大阪・藤井寺から遊びに来られていた方々、友人同士おそろいで買ったのに、ピアスの片方を失くして翌日また来ていただいたお二人、春の相模大野で出会い、また欲しくなってとおいでいただいた方など)や、知り合いになった作家さんに感謝です。
最終日は浴衣でお出迎えしました |
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