2012-07-30

ニヒル牛2展示もそろそろ1年

西荻窪で1、2を争う不思議なお店(もちろん、もう一店舗はニヒル牛)、ニヒル牛2に出品して、まもなく1年となります。

正直なところ、店内所狭しと展示されているあまりにも不思議な作品の中にあって、bulles en ciel のアクセサリーは、「普通過ぎ」るのか、毎月バンバン売れるわけではありません。

とは言え、手作り市の会場などで「ニヒル牛で見ましたよ」という声を聞いたのは、1度ではありません。実は、先日の「パリのおみやげプレゼント企画」で当選されたsaksakさんも、ニヒル牛でbulles en cielに出会っていただいたそうです。

そんなニヒル牛2のディスプレイ変更をしてきました。


こちらは「変更前」です。パリ出発前のあわただしい中、例のおねーちゃんに後を託して行ったのでした。

そしてこちらが、「変更後」です:



出展情報の紙がイマイチなんですけどね。。

夏向けの「気泡入り」5点と、店番のおかあさんの「やっぱり動物は強い」というアドバイスのもと、鳥さんを初めて置いてみました。

それにしても1年ってあっという間ですね。。

さて、ディスプレイ変更終了後、西荻手しごと市主催者の「きどあいらく」さんに寄ってきました。また「箸ピー選手権」をやりたいと思いつつ、なかなかタイミングが合わず、昨年8月以来出展できていないんですよね。。

いろいろおしゃべりして、最後に「息子たちに」といって、西荻のイベントに出展された飴細工師のつくった金魚を持たせてくれました。


飴細工、いいですねえ。




2012-07-29

約14年ごくろうさまでした

手作り市出展の際の必需品のひとつがリュックサック。
今まで使ってきたのは、フランス留学時に購入した約14年前くらいのもの。
さすがにへたってきたので、新しいのがずっと欲しかったのです。

(decathlon という、フランスのスポーツ店のオリジナルブランド品)

先月のパリ滞在の際に買えばよかったのですが、日本でも買えるだろうと思って買いませんでした。ところが先日、新宿のスポーツ専門店に見に行ってびっくりしました。欲しかった60リットルサイズが、大体2万円クラス。。

こりゃちょっと買えないなあ、と思って、amazon france を見ていると、lafuma のリュックがなんと半額!送料を入れても全然安い! ついでに、まゆこのリュックも買うことにしましたが、2つ買っても日本で僕の分を1つ買ってお釣りが出るくらいです。

来週くらいに届くということで楽しみにしていたら、今朝チャイムが鳴り、何かと思ったらもう着きました!

(mont blanc 60)

苦楽を共にした(?)リュックとお別れするのは残念ですが、14年間、よく頑張ってくれました。これからは、新しいリュックとともに、歴史を作っていきます。

しかし、日本の輸出産業には打撃でしょうが、個人としては今の円高を利用しない手はありません。皆さんもお買い物の予定がおありでしたら、ぜひ個人輸入(と言うのでしょうか?)をお試しください。

2012-07-23

ヤケ酒くらった深大寺

この週末(7月20、21、22日)は、東京・調布にある深大寺で恒例の鬼燈(ほおずき)まつりが行われ、同時に「手作り市」も開催されました。


深大寺は、「ゲゲゲの女房」で一躍全国区となり(もちろん、深大寺蕎麦や神代植物公園などは、昔から有名ではありましたが)、写真の右に写っている「鬼太郎茶屋」も「観光名所」らしいですね。

そういう深大寺なので、普段でも週末はお客さんが多く、今回の手作り市にもかなり期待していたのですが、ふたを開けてみると、天候に泣かされた3日間となりました。。

初日は、bulles en cielは出展はしませんでしたが、午前中下見に行きました。


第一会場は櫓が立っていて、いい雰囲気(第二会場はさびしかった。。)

ところが、僕が会場を後にしてまもなく大雨となり、14時には中止となったそうです。。

そして2日目、朝から断続的に雨となり、シートをかけたり外したり。。それ以前に、お客さんがほとんどいない(特に第二会場)という、まさに「ガマン大会」の様相でした。



というわけで、途中戦線離脱して、


冷や酒(冷酒ではない)をかっくらっていました。。

さて気を取り直して、日曜日。

朝からどんよりと雲に覆われていましたが、雨が降っていないせいか、ちょっと遅めに到着した会場には、すでに昨日の数倍のお客さんが!

僕も、せっかくなのでまゆこのお母さんがしたててくれた浴衣を着ての参戦となりました。



今日は、以前お買い上げいただいたお客さまとの偶然の再会が2度ありました。うれしいですね。もちろん、新しい出会いも。

やっぱり「市」は、お客さんが多ければ多いほど楽しいですね。

どの手づくり市の主催者も、集客には一番のエネルギーを費やしていると思います。ご苦労様です。bulles en cielも、「あの作家がでるからこの手づくり市に行ってみよう」と思っていただければ幸いです。

さて、次の出展は、8月3~5日、横浜赤レンガ倉庫です。どうぞお楽しみに!

2012-07-22

抽選結果の発表!

締め切りから1週間も経ってしまいました。。
深大寺の手づくり市への出展準備で忙しく、、という言い訳はさて置き、さっそく抽選結果の発表です!

今回は、5名の方から応募いただきました。賞品の魅力不足でしたでしょうか、申し訳ありません。。

僕の汚い字ですみません。。 

くじを引くのは、かわいいわが子なのでお許しを

そして、当選者は?!


saksakさんでした!おめでとうございます!!

saksakさん、bulles.en.cielあっとgmail.comまで、近日中にご連絡ください!

外れてしまったみなさん、申し訳ありませんでした。また次の機会によろしくお願いします!



2012-07-17

脱原発デモ行進者のみなさんにお水を差し入れ

代々木公園で開かれた「脱原発10万人集会」には、前夜の深酒のせいで参加する気力が起きず。。

せめてもの「罪滅ぼし」として、自宅近くの西参道に「私設給水所」を開設し、デモ行進の参加者のみなさんに水を配りました。


息子たちも手伝い


飽きたこうせいを、しゃぼん玉で遊ばせてくれたおじさん
参宮橋付近は、代々木公園から新宿方面に向かうデモコースの半分を過ぎたあたりでしょうか。この日はかなり気温も高く、水分需要も高かったようで、沿道の自販機はもうすべて売り切れになっていたそうです。

ということで、みなさんから大変感謝されたのですが、さらにうれしかったのは、カンパをいただいたので、それをもとに何度も追加で水を購入できたことです。

次、また同種の催しがあれば、カンパの残りも使って、また給水ポイントを用意したいと思います。




2012-07-07

ひさびさのプレゼント企画 ~パリのお土産編~

「3週間もパリに行って、おみやげの1つもないのか」というお叱りの声を多数受けましたので(ウソです)、こちらをご提供しようと思います。


割と「定番」の「パスティーユ(バスティーユではない)=のど飴」のブリキ缶です。

きれいにする過程で、表面の塗装が少し剥げてしまいました。ゴメンナサイ。。

作家さんにはディスプレイ用に、そうでないみなさんにもインテリア小物としてもお使いいただけると思います。

さて応募条件はいつものように、コメント欄に何か書き込んでいただくことです。何か一言、気の利いたコメントをお願いします!抽選もまた、いつものような感じで行います。締め切りは7月14日23時59分ということで。たくさんのご応募、お待ちしています!


2012-07-04

出会い、別れ、再会

先月のこと。
ある知り合いから突然、「靴作家の知り合いが亡くなって、その人の道具や材料を譲り渡せるような靴作家の人はいないか?処分まであまり時間がない」という趣旨の電話を受けた。
その知り合いは、僕がある靴作家の作った靴を履いているのを知っていて連絡してきたのだが、その彼はもうずいぶん前に作家としての道をあきらめていたので、他に直接知っている人はいない。それに、どんな物がどれだけあるのかも分からなければどうしようもない。
とにかく見てみたい、ということで、ある日時が設定され、その方の自宅兼工房を訪ねた。

そこには、大量の革、道具、大型ミシンの他、その方の作品である和紙でできた靴があった。また大量の本や雑誌の中に、「シューフィル」が転がっていた。

シューフィル」とは、靴の業界紙。6年ほど前、ある仕事でその責任者、城(たち)さんを取材したことを思い出した。

靴用のミシン、「happoミシン」と呼ばれる「全方位型(=(八方)」ミシン、そして大量の革などは、このままでは「産業廃棄物」として捨てられる運命にあった。当日は、「ちょっと知り合いにあたってみるので、改めて連絡します」と言い、翌日、城さんに6年ぶりに連絡を取った。


城(一生=いっせい)さんは、若い靴作家の支援をしている。それは2006年、城さんたちを中心に、靴作家を目指す若者を支援するプロジェクト「JINCA(ジンカ」)が生まれた。このプロジェクトの一つに、若者への作業スペースの提供というものがあり、そのスペースを提供しているのが、革の卸問屋「タテマツ」の立松進社長だ。僕は、なぜかこのプロジェクトに興味を持ち、二人を取材したのだった。

城さんは僕のことを覚えていてくれて(特徴のある人間でよかった)、経緯を話すと、さっそく彼も深くかかわっている「浅草ものづくり工房」とも連絡を取り、それらを引き取る段取りを整えてくれた。

話はそれるが、台東デザイナーズビレッジができたのは2004年。「村長」の鈴木さん(残念ながら面識はない)は、今や「モノづくり支援のカリスマ」とも呼ばれる存在。そして、本人は否定するだろうが城さんは「靴づくり支援のカリスマ」的存在であり、台東のモノづくり支援の「両巨頭」のお1人だ。

さて、引き取り当日、僕は所用で行けなかったが、城さんは同行した。そこで初めて、その亡くなった作家が誰かを知ることになる。なんと、二人は、亡くなる直前までやり取りがあったのだった。

その作家は、猪瀬靴工房を主宰する猪瀬和夫さんといい、靴底以外の部分を和紙で作るというオリジナル靴の制作に取り組んでいた。そして、シューフィルが主催して2k540で定期的に開催されている「モノマルシェ」にも出展したことがあった。

城さんは、猪瀬さんのその作品を預かっていて、返却しようにも連絡が取れず困っていたらしい。しかし、2人はようやく再会を果たした。。

猪瀬さんは生前、自らの作家活動を含め、いろいろ悩んでいたらしい。しかし、城さんによると、その和紙の靴に対しては、福祉関係者が注目していた。なぜかというと、軽いので、介護施設などにおける老人の足元のおしゃれにもってこいだというのだ。

これは、需要はどこに転がっているか分からないということを示している。とにかく表に出ることが重要だ、ということだ。城さんも嘆いていたが、若い靴作家の中に、「表に出たがらない」人がかなりいるらしい。「いい靴を作れば自然と人が寄ってくる」とでも思っているのだろうが、これは大きな間違いだ。

作家の評価は、敢えて言えば「売れてなんぼ」。どんなにいいものでも売れなければ意味がない。極端に言えば、どんなにつまらないものでも売れれば「勝ち」だ。

手作り作家の場合、物を作るだけでなく、「セルフプロデュース」が重要になってくる。品質はもちろんのことだが、出店場所の確保、出展会場での適切なディスプレイ、接客、マーケティングのほかブログ、フェイスブックなどを有効に活用することが求められる。反対に言えば、それらがトータルにできなければ(もしくは、それらをやる気がなければ)作家としてはやっていけない。もし1人でできなければ、作る以外を引き受ける「マネージャー」的存在を見つけなければならない。


城さんと話をしていて一致したのは、作家として「世界に出ていくくらいの気持ちがないとだめだ」ということだ。「世界」はもちろん、自分の好きなところでいい。ヨーロッパでもアジアでも、アメリカでも。

人生の中で出会いや別れは必然だと思う。必要な時に必要な人と出会ったり、再会したりするものだ。僕は猪瀬さんと生前面識はなかったが、出会った気がする。出会ってすぐお別れすることになったが、また猪瀬さんのおかげで知り合った人がいるし、城さんとも再会できた。

何よりも、上で書いたような「作家としてのあり方」について改めて考える機会となった。猪瀬さんがどういう思いのうちに亡くなられたかは分からないが、作家として志半ばだったことだけは確かだ。「遺志を受け継ぐ」というのではないが、せめて再認識した「作家としてのあり方」を追求していければと思う。


2012-07-01

こんな日もありますね~代々木八幡手づくり市~

どうも時差ボケから抜け出せない日々です。。
変な時間に眠くなり、夜中は目がパッチリ。
昨夜も翌日の出展準備で寝たのは4時半。。。
数時間寝るつもりが、目が覚めたのは9時20分(目覚ましかけたのに)。
10時スタートだというのに、飛び起きて出かけました。寝る前にバッチリ準備しておいたのがよかった。


しかし、外に出て自転車に乗った瞬間、パラパラっと雨が。。
スタートしても小雨が降ったり止んだり、来場者もかなり少なめ。

そうは言っても、お客さんのいるブースはあるもので、条件の悪さは売上とは関係ないのかもしれません、

今回は帰国直後ということで、前夜に必死に準備はしましたが、出品数はかなり少なめ。1ブースを埋めることができないので、hummingのサヤマコンと共同出展することになりました。

顔と体に似合わず彼の作る皮革作品はデリケートなため、雨は大敵。まともに展示することもできませんでした。

止んでる間に「これでもか」と展示したミニトート

bulles en ciel は今回、パリで買ってきた小物の使用実験をするのが目的でした。





うーん、やっぱり「高さ」がないとだめだなあ、、、再検討の余地、ありですね。

さて今日は、ご友人・ご家族でよく遊びに来てくださっていたOさんが、福岡に転勤されるということでお別れのご挨拶にいらっしゃいました。



しかし福岡には、「雑貨と自転車の店cotocoto」があります!なかなか追加納品のペースが上がりませんが、Oさんのためにも頑張って作って送りたいと思います。


最近、facebookの方に重心が移っているのですが、すべての方がfacebookをしているわけではないので、やはりブログも大事にしなければと思います。というのも、たまに、「ブログ読んでます」と言われることがあるからです。今日も、藤田商店さんとおしゃべりしていたバンビカバンさんが、「隠れ読者」さんだったことが判明。「役立つことが書いてる」と言っていただき、うれしいです。どちらかというと、「役立つことも、たまにある」だとは思うのですが。。

さあ明日から、たまっているご注文品の制作・発送、委託店への納品、深大寺手づくり市出展準備等、フル回転の日々が始まります!忙しくすれば、自然と時差ボケも治るでしょうね。