2017-10-08

オーガニックコットンで自分だけのハンカチを織ろう

10月12日と15日、代々木のアトリエにて、カンボジアのオーガニックコットン(農薬、枯葉剤、化学肥料不使用)の糸を使ってミニハンカチを織るワークショップを開催します。

今では「ほぼ常識」になっているはずですが、綿(コットン)栽培には大量の農薬が使われ、製品化の過程でも大量の化学薬品が使われるため、環境にも、また労働者(多くの場合、女性や子ども)に多大な悪影響を与えています。またほとんどの場合、綿産業は「発展途上国」に広がり、労働力は買い叩かれています。こういう状況に直面し、環境にも人にも優しい「オーガニックコットン」の価値がこの10年ほどでしょうか、認識され始めています。
古澤さんという方が10年前に立ち上げた「カンボジアコットンクラブ」では、和綿(蒲郡や伯耆)の種、すなわち遺伝子組み換えでない種を使い(これは、遺伝子組み換えの、いわゆるF1の種を使えば、毎年種会社から種を買わなければならないという経済的負担をなくする意義がある)、農薬や化学肥料、枯葉剤を使用せずに栽培された綿を、カンボジアの女性たちが、ガラ紡という日本の技術を導入した機械で空気をたっぷり含む糸に撚り上げています。ガラ紡で製糸された糸は機械織には適さないので、女性たちは手織りで製品を仕上げています。この製品を適正価格で販売することで、カンボジア女性の自立支援をしています。

今回のワークショップでは、このカンボジアのオーガニックコットンの糸を使い、組み立て式の簡易織り機でハンカチを折ります。空気を含むふわふわの糸は手織りしても柔らかさが残り、肌触りの良い布になります。是非この機会に、この魅力的なオーガニックコットンの良さに触れていただきたいと思います。講師の飯田みちるさんは、染色・織物作家で、今夏にはカンボジアに赴き、女性たちに技術指導をされました。
ご自分用に、また大切な方へのプレゼントとして、手織りのハンカチを作ってみませんか?




織り上がりのサイズは約25センチ四方(水通しをすると若干縮みます)

●織るだけ体験
 簡易織り機にタテ糸が用意されているので、手軽に織れます。
 ヨコ糸は3色(生成り、茜染、藍染)から選べます。
 12日(木)、15日(日)10:30~、14:00~(各回2名まで)
 費用 2,000円(材料費込み) 
 所要時間2時間程度
 
●糸をかけるところから体験
 簡易織り機にタテ糸をかけるところから始めます。
 タテ糸・ヨコ糸の色を3色から選んで、自分でデザインできます。

 12日(木)、15日(日)10:30~(1名限定)
 費用 5,000円(材料費込み) 
 所要時間10:30から16:00(予定)


講師:
織工房Mai主宰 飯田みちるさん
https://www.facebook.com/orikouboumai/

http://orikoubou-mai.at.webry.info/

参加希望の方は
bulles.en.ciel(@)gmail.com
までご連絡ください!

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