2012-04-05

いろいろあった蒲田での1週間

新しいNHKの朝の連続テレビ小説の舞台が蒲田だということで、どうも地元は盛り上がっているようですが、今回の出展場所「グランデュオ蒲田西館2階イベントスペース」だけは、ある一定の時間帯を除いて閑散としておりました。。

蒲田駅は、結構乗降客数も多そうで、グランデュオにもかなりお客さんがいるのですが、このイベントスペースがあるエリア「だけ」、誰も通らないのです。みなさん、エスカレーターのある別の入口や、 東急との連絡通路を使う上に、このエリアには客が来たくなるような店舗が一切ないので、誰もわざわざ通らない、ということです。よくもまあ、こんなところをイベントスペースとして貸し出して、金を巻き上げようなんて考えるものですね、この会社は。

一定の時間帯というのは平日夕方以降で、「帰宅の波」がそれなりにあって救われた感はあります。
そうは言っても、特に1日の日曜日は、「代々木八幡での出展をフイにしてまで蒲田に来たのになんだこれは」 という状態で、忸怩たる思いもありました。

こういう悪条件の中でも、bulles en ciel に出会っていただいたみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。商業施設は、てづくり市を主戦場にしているわれわれにとっては、「場違い」なところもあるのですが、「てづくりのよさ」を感じてもらえたのではないか、と思っています。

僕たちにとってはいつもやっていることですが、お客さんの要望(ガラス玉の組み合わせ、チェーンの種類・長さの変更など)を可能な限り聞く、という点については、満足していただけたのではないかと思います。また今回、コクシネルを通じてお客さん同士が盛り上がる(最寄り駅が同じで連絡先を交換する)というソーシャルな現象も見られ、てづくり市の雰囲気を出せたかな、という点でも満足できました。

こうやって出会ったみなさんには、てづくり市に来ていただくようお誘いしてありますので、またどこかの市で再会できることを楽しみにしています。もちろん、最短では今週土曜日のあかぎマルシェですよ!

次に良かったのは、作家同士の連帯が広がり深まったという点でしょうね。

今回の出展にあたり、てづくり市で絶大な人気を誇るEdを誘いました。こんなに人がいない会場に誘ってしまい、申し訳ないという思いもありますが、彼自身にとっては今回、彫りの実演を試すいい機会となり、暇な時間にガンガン彫って腕を上げたので、全く無駄な1週間ではなかったかな、というのがせめてもの救いです。真摯に技術向上に努力する彼からは、今回いろんなことを教わり、僕らにとっては有益な時間を過ごすことができました。

ゴールドを基調としたアクセサリーのdolipの嘉本(かもと)さんは、男性ですがなかなか繊細な作品を作っています。分野が違うので、作品について話をすることはありませんでしたが、一緒にイベントをやりたいね、とラーメンやパスタを食べながら夢を膨らませたのでした。

今回は、行ってみるとなぜかガラス作家さんが多くてびっくりしました(ちゃんと調整しとけよ、主催者!)。 そんななか、まゆこが気に入ったのはsun'ocoさん。こちらとも、一緒に何かできれば、とお話しました。

そして個人的によかったのは、暇な時間に(ガラス以外の)つくる練習ができたことです。もう、お客さんの目の前でも、チョチョイノチョイと対応できますからね。


今回、こちらのネックレスをお買い上げいただいたのですが、それとお揃いのピアスをというご要望を受け、上にあるようなピアスをおつくりしました(つなげただけと言うなかれ。長さのご希望もちゃんとお聞きしているのです)。他にも、普通の一つ玉ピアスにちょっと長さを出すことによって、その人により合ったものにするとか、そういうことにより機敏に対応できるようになったのが、今回の収穫とも言えますね。

まあ、いろいろ「???」と感じることが多々あったけ今回の出展でしたが、積極面はそれとして評価し、今後につなげていきたいと思います。外に出ればいいこともある、ということですね。

いいこと、と言えば、ものすごいオーダーをいただきました。これはすご過ぎて今は言えませんが、もし形になればご紹介したいと思います。

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