暮れも押し迫った昨年末の31日、諸般の事情でiphone5に機種変更しました。
ガラケーからスマホ(しかし、なんでスマートフォンを略したらスマ「ホ」になるのかが、不思議で仕方ない。とは言えスマ「フォ」って言いにくいですね)に替えるに当たって、思考方法も変化させないといけないのですね。
最初の難関が、電話帳の移行。これがまた面倒臭いんですね。「ソフトバンクショップに行ってやってください」と言われたので、近くの代々木駅前店へ。
うちは、僕の名義で自分用と妻用の2台所有しているので、2台それぞれの電話帳を移行しなくてはなりません。
ところが、店にいた女性店員AとBは、口をそろえて「2台はできません」と。。僕は まさに「????」の表情で「そんなことありえるの?」と聞きましたが、店員Aは「電話帳の情報をサーバーにアップロードしなければならないが、2台分の情報は上げられない」と主張。さらに僕が、「じゃあ2台分やりたい人はどうするんだ?」と聞くと、「1台分を移行したら、また同じ作業をしてください」と、追い返されてしまいました。
何度考えても納得いきませんでしたが、翌日は調布・布多天神でのてづくり市だったので、調布のショップに行ってやってみよう、と思ってその日は午前3時に就寝しました。
さて1月1日、てづくり市出展の合間にショップに行き、感じのいいお兄さん店員Cに諸事情を説明したところ、「どこの店員がそんな××××××なこと言ったんですか?2台それぞれもできますし、2台分の情報を1台に入れることもできますよ」と手際よく移行作業を手伝ってくれたうえ、その他の質問にも親切に対応してくれたのでした。帰り際には「またいつでも来てください」と、わざわざ調布まで行くことは、そうはないだろうとは思いつつ、同じ行くならこういうショップに来たいなあと感じたのでした。
実は代々木駅前店では、別の店員でしたが以前もあまり良い対応をされなかったことがあり、あまり行きたいと思わない場所なのです(近いから行くだけ)。
また今回も、前述の店員Bが、僕の隣で外国人(英語はしゃべるが日本語はあまり解しない)の相手をしていたのですが、「まったく何を言っているか分かりません」とどこか(本部的なところ?)に電話をして追い返していました(結果的に)。
こういうショップって、多かれ少なかれ、客は何か「助け」を求めて来ているのだから、相手が望むことについて多少でも想像力を働かせればなんとかなるんじゃないの?と思うんですけどね。「聞かれたことだけに対応する」「対応できなければ追い返す」のではなく 、「こういうこともできます」とか「ちょっと調べてみます」とか、相手のために何とかしようという姿勢がほしい。
店員の態度のことになるといつも思い出すのが、もう30年くらい前の話です。僕が母親と本屋に行って、レジの女性が笑顔も何もない態度で接するものだから、「きっとあの人は幸せではないんだ。自分が幸せじゃないのに、他人に笑顔なんかみせられないよね」みたいなことを話したものです。
一方で、ここ10年くらいでしょうか、パチンコ屋とか金貸し会社とかのティッシュ配りの人たちが、 無意味に「満面の笑み」をしているのは、かえって不思議に思えます。
サービスの基本ってやっぱり、気持ちよく買い物とかをすることのお手伝いですよね。相手が喜んでくれたらこちらもうれしい、というのが大前提でしょう。もしかすると、このことは割りと多くの人が「頭では」分かっているのかもしれません。それができないのは、相手を「ただの客」だと思うからではないか。
でも、大量生産されたものを売ってたって、あまりやりがいを感じられなくなるのも、無理ないことだと思います。
うちの場合、自分たちでつくったものを自分たちで売っています。自然と、「顔の見える付き合い」ができるのです。そうすることで、単なる「店と客の関係」以上の、人間的な関係が築けると思います。
人間的な関係ができれば、自然と「相手を思う気持ち」が出てきますよね。
今年も不安定な世の中が続くと思います。しかし、「ものづくりを通じた人間的な付き合い」を広め深めていくことが、ひとつの対案となるのではないか、という思いで、bulles en ciel 3年目の活動をスタートさせたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿